地域のコミュニティーは虐待を抑止できる

11月は子ども家庭庁の取り組みで「秋のこどもまんなか月間」となっています。虐待の要因は多岐にわたりますが、子どもの虐待に関して厚生労働省の情報から抜粋すると

  • 家族の要因:育児不安、介護不安、生活ストレス、、家族の協力体制脆弱、障害、病気、精神不安定
  • 子どもの要因:乳児期、育てにくさ、障害、病気
  • 環境・社会的要因:地域社会からの孤立、関係が不安定な家庭、経済的に不安定な家庭

などがあげられます。

子育てや介護を担う家族の状況や心情は、一緒に生活している人にしかわからないことがほとんどです。子育てに限らず、病気、高齢介護、障害者対応など「虐待はどこにでも起こりうる」という認識にたつことが必要です。虐待は心身ともに深い傷を負います。虐待する側も過去のトラウマや自己防衛、様々な環境やストレスが複雑に絡み合っていて、適切な支援の必要性をこれまでの対応の中で感じてきました。

普段から近所であいさつや何気ない声かけをするだけでも、孤立感が緩和されることでしょう。

特に、引っ越し後間もない、子育てが初めての方が近くにいる場合は、気にかけて声がけしてくださるとコミュニケーションの輪が広がります。

相談できる人がいない、仕事や環境の変化があったなど、不安や孤立を感じている方は、抱え込まないうちに、当オフィスに相談にいらしてみませんか。

カウンセリングに抵抗のある方は、無料の相談窓口の一部を下記にご紹介しますので連絡してみましょう。

親子のための相談LINE:リーフレット(PDF)
妊娠SOSかながわ:リーフレット(PDF)

参考文献:子ども虐待対応の手引の改正について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」11月1日(水)~30日(金)