エスカレーター転倒事故目撃

駅の昇りエスカレーターを利用中、数メートル前に乗っていた高齢女性2名が、押していた荷物カートごと転倒した事故に遭遇しました。エスカレーターが動いたままだったため、すぐに追いつきましたが、上り切った降り口で転倒しており、倒れたカートと倒れている体とでエスカレーターの緊急停止ボタンが隠れていました。二人をまたいで急いで荷物をどかし、周囲に「緊急停止ボタンを押してください!」と数回にわたり声掛けしました。前にいた女性は「どこにあるの?!」と言って探せませんでしたが、後ろにいたある男性が「ここにありますよ」気づいてすぐに押してくれました。

駅員が駆け付けて倒れた二人は退避でき、駅の医務室に向かったようです。ケガの有無は不明ですが、倒れた女性の一人はつっかけサンダルを履いていました。降りるタイミングで「足元がふらついちゃった」と話していました。「ありがとね」と言っていただきましたが、私は、荷物を引き出そうとした時にカートの金具が当たり、左手を少し打撲していました。

乗り継ぎや待ち合わせなどでお急ぎの場合もあると思いますが、できる限り時間に余裕をもって利用したいですね。今回は駅で事故に遭遇しましたが、あらゆる施設でのエスカレーターで注意が必要です。

エスカレーターを利用する際は、非常停止ボタン あるいは 緊急停止ボタンの位置を確認しましょう。

エスカレーターは歩かず止まり、手すりつかみましょう。(事情があって手すりをつかめない方、左側だけあるいは右側だけ、手すりをつかめる方がいることも理解しましょう)

緊急停止ボタンを押すときには、周囲に大きな声で伝えましょう。(他の利用者の転倒や落下を防ぎましょう)

荷物、履物、乗るタイミング、降りるタイミングは特に注意しましょう。

エスカレーターにより非常停止ボタンの位置は違いますのでご注意ください。この写真は一例です。