パワースポット 稜線が美しい富士山

富士河口湖付近から見える富士山は、周辺に遮るものがなく、稜線が見事に長く美しく見えます。
山梨県側からの山の表情は、いつも見ている神奈川県からの表情と違っています。どこから見ても三角形△の印象は変わりませんが、しかしながら、山服から山麓への裾野の広がりが一層大きく感じられ、雄大さを実感しました。
今日の山は藍色とシルバーグレーを混ぜたような、曇り空の中で何とも言えない美しい色合いでした。よく見ると山肌の緑の濃淡と岩石の薄茶色も見えます。周辺が雲で覆われて、雨予報もある中、これほどの稜線を見られる期待は持っていなかったので感謝です。(私は何に感謝しているのでしょうか)

 時間帯や天気の微妙な変化で美しい色合いと表情が変わります(下記の写真は15時~17時頃 富士河口湖付近から撮影しました)

同じ富士山を見ているのに、黒色に見えたり、青色に見えたり、なぜこのような現象が起きるのでしょうか?秘密は距離にあるようです。

富士山と自分との距離が離れることで、その間にはたくさんの空気が存在していることになります。

空気中には、水蒸気やチリなどの粒子がたくさん含まれています。太陽光は、青く見える波長の短いものから、赤く見える波長の長いものが混じりあっていますが、この中の波長の短い光は、空気中の粒子とぶつかりやすく、ぶつかることで光が四方八方へ屈折する特徴があります。

これにより、空気中の粒子にぶつかった波長の短い光が散乱し空いっぱいに広がることで、自分と富士山との間に青色のカーテンのようなものが見えているのです。

関東地方環境事務所の記事より